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冊子のPP加工とは?グロスPP・マットPPの違いと選び方を解説

冊子の表紙に使われる加工にはさまざまな種類がありますが、中でも特によく利用されているのが「PP加工」です。

この記事では、PP加工の種類やメリット、注意点などをわかりやすく解説します。

印刷物の仕上がりや耐久性に関わる大切な加工なので、これから冊子を作ろうとお考えの方はぜひ参考にしてください。

PP加工とは?──冊子表紙の保護とデザイン性を高める加工

PP加工とは、「ポリプロピレン加工」の略称で、印刷物の表面にポリプロピレン製の薄いフィルムを熱と圧力で圧着する加工方法です。

おもに、表紙やカバーなど、冊子の外側の表面に施します。

この加工を施すことで、以下のような効果が得られます。

● 汚れや傷から印刷物を保護し、耐久性・耐水性がアップする

● 表紙の見た目にツヤや質感がプラスされる

たとえば、営業先で頻繁に使用する「会社案内」、長期間の保管が前提となる「記念誌」や「卒業アルバム」、何度もページをめくる「雑誌」や「絵本」など、手に取る機会が多く傷みやすい冊子には、表紙の保護と見栄えを両立するためにPP加工が施されるのが一般的です。

PP加工の種類|グロスPPとマットPPの違い

PP加工には、大きく分けて2つの種類があります。

それぞれ仕上がりの印象が異なるため、用途や冊子のデザイン、伝えたい雰囲気に応じて選ぶことが大切です。

種類 特徴 向いている用途 色味の変化
グロスPP ツヤあり
表面にツヤがあり、光沢感が強い
絵本、カタログ、写真集、雑誌など、明るい印象に見せたい冊子におすすめ 鮮やかで明るく見える
マットPP ツヤなし
ツヤを抑えた、しっとり落ち着いた質感
記念誌、美術系書籍、社史など、落ち着いた高級感を演出したい冊子に最適 やや暗めで上品な印象になる

グロスPPは、写真やイラストを鮮やかに見せたい冊子に向いています。

色の発色が強調され、見る人に明るく華やかな印象を与えます。

マットPPは、上質で知的な印象を与えるため、記念誌や作品集、企業の社史・周年誌といった格式ある冊子によく採用されます。

仕上がりのイメージとしては、スマートフォンの「光沢フィルム」と「非光沢フィルム」の違いを想像するとわかりやすいかもしれません。

ツヤありか、ツヤなしか、それぞれの特徴を理解して、冊子の目的やデザインに合った加工を選びましょう。

PP加工を施すメリットとは?

PP加工には、見た目の印象をよくするだけでなく、実用的なメリットもあります。

以下に主な利点をまとめました。

✔ 印刷面の保護(耐久性アップ)

冊子は使っているうちに、表紙が擦れて印刷が薄くなったり、水滴でにじんだり、角がめくれたりすることがあります。

PP加工を施すことで、そういった劣化を防ぐことができます。

✔ 高級感の演出

マットPP加工は特に、落ち着いた質感を演出できるため、記念誌や美術系の冊子などで人気があります。

グロスPPは、ツヤのある見た目で、鮮やかさやインパクトを出したい冊子に向いています。

✔ 色味を引き立てる(グロス)・抑える(マット)

PP加工を施すことによって色の見え方も変わります。

グロスPPでは明るく鮮やかに、マットPPでは落ち着いたトーンで上品な印象になります。

PP加工の注意点・デメリット

便利で見栄えも良いPP加工ですが、注意すべき点もあります。

✔ 薄い紙には不向き

PPフィルムは熱と圧力で圧着されるため、薄い紙に加工すると反ってしまう恐れがあります。そのため、PP加工を施す場合は厚めの紙を選ぶことが推奨されます。

すぐスール.comでは、用紙の厚さ「135Kg」以上に限定させていただいております

✔ 色が若干濃くなることがある

高温で圧着する工程上、印刷面の色がわずかに濃くなる傾向があります。

特に赤みが強調されることがあり、色にこだわりがある場合はPP加工込みの色校正を行うと安心です。

✔ 背景を一面に塗りつぶしたデザインには注意

表紙の背景を一色で全面に塗りつぶしたデザイン(いわゆる「ベタ塗り」)は、PP加工との相性があまりよくありません。

特に冊子の背の部分など、紙が折れる箇所では空気が入りやすく、フィルムが剥がれてしまう原因になることがあります。

まとめ

PP加工は、冊子の表紙にツヤや質感を加えるだけでなく、傷や汚れ、水分から印刷物を守るという実用的な役割も果たす、非常に効果的な表面加工です。

グロスPPであれば明るく鮮やかな印象に、マットPPであれば落ち着きと高級感のある仕上がりになります。

用途やデザインの方向性、印象づけたいイメージに応じて適切な加工を選ぶことが、理想の冊子づくりには欠かせません。

また、紙の厚さやデザインの内容によっては注意すべき点もあるため、迷ったときは事前に印刷会社と相談しながら進めるのがおすすめです。

長く手元に残したい、見た目にもこだわりたいという方は、ぜひPP加工を活用してみてください。

すぐスール.comでは、PP加工のほかにも、箔押し加工、穴あけ加工、ミシン目加工など、さまざまな特殊加工にも対応しております。

冊子の仕上がりにこだわりたい方は、ぜひお気軽にご相談・お問い合わせください。

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